実はやりがいがある介護の仕事

苦労が多くて給与が安いイメージが付きものの介護職は、ネガティブなイメージが拭えないが、実際はやりがいのある仕事でもある。
その理由は、「ありがとう」と利用者から感謝されることが少なくないからだ。

介護の仕事は、確かに大変ではあるものの、自分の仕事に対して感謝されると誰しもが嬉しくなるはずだ。
そのため、介助をする利用者から「ありがとう」と言われると、介護の仕事をやってて良かったと実感する介護士は少なくないそうだ。
特に、経験の浅い介護職員の場合は、スムーズに介助ができなくて自信をなくすことも多々あるようだが、そのようなときでも利用者から感謝の言葉をかけてもらうと、やりがいを感じ、モチベーションも上がる。
そうすると、もっと利用者のために介護のスキルを磨こうという意欲も湧き、成長にもつながるはずだ。
このような仕事は、そう多くはないだろう。

したがって、介護業界はもっとこのような介護職ならではの魅力をアピールすべきだ。
人と接することが好きな人や、社会に貢献できる仕事に就きたいという人は、決して少なくはない。
そのような人材を介護業界に取り込むことができれば、人材不足もいくらか解消できるのではないだろうか。
介護業界が抱える問題は根深く、給与については用意に解決できないかもしれないが、それらを帳消しにできるくらい介護職の魅力を世間に周知できれば、現状は変えられると私は思っている。